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《  殻の中  》


―― そこは漂白された病棟。

 揺れるカーテン。夏の香り。

 しかし君たちは羽織る病院服も窓から見える景色も見覚えがない。

 記憶がないのだ。

 そんな君たちの目覚めに呼応するかのよう聞える男性の鳴き声。

 君たちを前に涙し懺悔する青年を眺めながら。

 悲しみのシルエット浮かぶ病院で。

 君たちは自分と彼に秘められた物語をひも解かなくてはいけない。

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● 内容について

 これはゲームというものを想像してくると意表を突かれる内容かもしれません。
 というのが。他の三本の台本とまったく目的が異なるからです。
 少女の死因展を体感した方には分かりやすいと思いますが、このゲームは。

 物語を読み解くこと。を主眼としています。

 皆さんは物語の登場人物。入院患者となって。
 この病院の物語、あらわれた青年の物語。
 そして皆さん自身の物語を資料や青年の話を元に想像し、
 楽しむための物語です。

 ゲームとしての脱出目標であったり、達成目標よりも。
 皆さんがその物語を体感して、どうしたいか、どう行動するか、
 という選択が重要視されます。

 早い話が、このゲームはコミュニケーションを楽しむことが第一目的で。
 謎や脱出は二の次ということですね。

 かなりシナリオ自体は哀しいものになっています。
 むしろ泣いてしまうつもりになってゲームに挑むと楽しいかもしれません。 
 

● 世界感について

世界感 現代日本
服装  動きやすいもの
難易度 謎解き易しめ 演技激しめ 
 
 資料を読み解くことがメイン。

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